部屋作り

【部屋コーディネート】色の組み合わせ方や相性を学んで、インテリア選びに役立てる。

投稿日:2017-03-31 更新日:

部屋のコーディネートがまとまらないときに、一番すべきことは何だと思いますか。

 

部屋作りをしようと思ったときには、

  • カフェ風の部屋を作りたい
  • 赤が好きなので、赤を中心にインテリアをそろえたい
  • 南国のリゾートホテルに泊まっている気分で過ごしたい

というふうに、目指している部屋のモデル、コンセプトを何かしら思い描いているものですよね。

 

でも、お手本とする部屋の写真もちゃんとあって、それを参考にしてインテリアを選んだはずなのに、なぜかバランスがおかしい。何となく変だ。

・・・そのような経験がある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

実はその原因は、色の組み合わせ方を間違えているからである確率が高いです。

 

そこでこの記事では、部屋コーディネートが苦手な人も、色の理屈と組み合わせのパターンを知ることでおしゃれな部屋が作れる、ということについて書いていきます。

色の仕組み、初心者にオススメな組み合わせ方、応用の仕方、それぞれの色が持つイメージなどについて勉強したことをまとめました。

 

 

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部屋コーディネートの出来を最も左右するのは「色」

コーディネートがうまくいかない原因が色にある面が強いのがどうしてなのか、説明してみたいと思います。

 

 

例えば、木の素材感を生かしたテーブル、オフィスにあるような金属製の棚、パステルカラーのソファーがあったとします。

明らかにコンセプトがバラバラで、統一感がない組み合わせだということが分かると思います。

ですが、この写真をモノクロにしてみると、意外と違和感がなくなるのです。

 

つまり、部屋の印象は、家具のコンセプトや形状も確かに大事ですが、それよりも色によって大きく決まります。

なのでコーディネートでは、どのような色の組み合わせにするかを最も重視してやるべきだということになります。

 

 

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色の組み合わせ方の法則を知れば、センスがなくてもおしゃれな部屋ができる

その色が合っているのかというのは、見る人のセンスによる要素が大きいです。

ある人が合っていると思う色の組み合わせが、別の人にはおかしいと感じることもあります。

多くの人が「合っている」と感じるような色を感覚的に分かっている人を「センスがいい」といって、
逆にその多くの人とは感覚が違う人を「センスがない」あるいは「独特なセンスを持っている」といいます。

 

これは逆にいうと、多くの人は、それぞれの色に対して共通の印象を感じているということです。

全ての色にはそれぞれの印象、効果があるのです。

 

そして、皆が感じる色の印象や、皆が相性のいいと感じる色の組み合わせは。データとしてまとめられています。

たとえ皆とセンスが違ったとしても、知識として身につけることはできます。

 

 

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まずは色の仕組みを知る

色の組み合わせ方を知るには、まず「色がどのように決まっているのか」を理解します。

といっても、専門的な難しい知識ではないので大丈夫です。

 

 

さて、「色の種類」というと、あなたはどんなことを思い浮かべますか?

赤とか青とか黄色とか、そういう色の違いでしょうか。

そうすると、思い浮かべるのは「虹」ではないでしょうか。

赤から始まったら、橙、黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、・・・と変化していって、また赤に戻るのが虹ですよね。

それぞれの色の間には無限に色があって、グラデーションになっています。

普段見ている虹の中には、すべての色が含まれているように見えるようなイメージがあると思います。

 

ですが、例えば茶色は虹の中に含まれているでしょうか。灰色はどうでしょう。

どちらも自然の虹には含まれていません。一体どういうことなのでしょうか。

 

それは、色を構成する3つの属性を知れば理解ができます。

 

 

 

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色の3属性

①色相(色合い)

一般的に「色」といったら、まさに虹のような、赤とか黄色とかそういう種類のことをイメージすることが多いです。

ですが、それは色を構成する3属性のうちの1つのにすぎません。

「色相」と呼ばれるものです。

赤、黄、青の3原色(※これは3属性ではない)とそれぞれが組み合わさった色からなり、順番に移り変わって最後にもとの色に戻るように並んでいます。

 

 

その様子を円形に配置したものが「色相環」です。

左が本来のもので、右は仕組みを理解しやすいように10色に簡略化したものです。

別に名前を覚える必要はありませんが、この後の「色の組み合わせパターン」を知るときにはこの色相環を見ながらだと理解しやすくなります。

 

しかし、色は色相だけで決まるのではありません。

 

 

②明度(明るさ)

絵具でピンク色を作るときに、赤に白を混ぜたことはないでしょうか?

(絵具を混ぜて色を作るのは、普通の色の仕組みとは違うようなので、あまり絵具を例えに出すのは良くないみたいですが。)

 

赤に対して、緑や青など他の色相を混ぜたわけではありません。

赤から色相は変わらないままなのに色が変わって、別の色であるピンクができました。

 

ということは色相以外に色を決定する要素があることがわかると思います。

その一つが「明度」です。

その名の通り明るさを表し、ある色相の色に対して白に近づけるか黒に近づけるかという度合になります。

 

例えば、先ほどのピンクならどういうことかというと・・・

赤を白に近づけていくとピンク色になりやがて真っ白になりますし、黒に近づけていくと紅色を経て黒になります。

 

 

③彩度(鮮やかさ)

そして、3つ目は「彩度」という属性です。

これは、一見「明度」と見分けがつけにくい要素なのですが、各色相の成分の濃さ・量のようなものです。

 

それぞれの色相の成分そのものを「純色」といい、純色のみで構成されいる状態が「彩度が最大の状態」を表します。

そこから彩度を落としていくと、徐々に純色の成分が薄くなってくすんだ色になり、最終的に灰色になります。

 

 

例えば色相が青の場合、彩度最大では純色の鮮やかな青になります。

そして、彩度が下がるごとに青の成分が抜けて、洗濯をたくさんして色落ちしたような青になり、最終的には青の成分は全くなくなります。

 

色相の成分がなくなって彩度がゼロになった時の白・灰色・黒を「無彩色」といい、青でも紫でも緑でも、どの色相でも彩度を落としていくと無彩色になります。

無彩色の中にも、明度の違いによって白から黒までのグラデーションがあります。

 

 

トーン

 

明度と彩度は、どちらも一定の色相の中で変化する度合いであり、ひとまとめにして「トーン」と呼ばれます。

二つの数値は別々に変化するので、トーンの分布は明度と彩度を軸とした2次元のグラフにしてみると分かりやすいです。

「明度が高くて彩度が低めの青」や「明度が中程度で彩度が高い青」などさまざまなトーンがあり、

そしてそのようなたくさんのトーンが、それぞれの色相ごとに存在することになります。

 

 

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色の仕組みまとめ

 

ここまでの色の仕組みをまとめると、色の構成要素は

  • 色相(色合い)
  • 明度(明るさ)
  • 彩度(鮮やかさ)

の3つであり、

これらを座標軸とした3次元グラフのどこに位置するかで表現されます。

 

普段「色」といえば、赤とか黄色とか緑とかの違いを表す「色相」を思い浮かべることが多いですが、3つの属性があり、3つを組み合わせるととてつもないバリエーションの色が存在するのです。

そして、どの色相でも、彩度が最大で純色、ゼロになれば無彩色の灰色になります。

明度の場合は、最大のときは白、ゼロでは黒になります。

 

 

 

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色の組み合わせパターンと相性

色の構成の仕組みがわかったところで、今度は色同士の組み合わせかたと相性の話になります。

先ほどの説明で分かるように、色と色の違いは、「色相の違い」と「トーンの違い」が組み合わさったものです。

それぞれの違いが、組み合わさった時に相性にどう影響するのでしょうか。

 

トーンが同じで色相の違う色同士の相性

トーンを固定して色相のみの違いで組み合わせた場合の色同士です。こういった関係を「同一トーン」と呼ぶことがあります。

色相の違う色同士の相性は、色相環を見ながら理解します。

 

類似色

 

まず、自分と近い色相を「類似色」といい、調和しやすく、とても相性がいいです。

色相環で両隣にある色相が類似色となり、例えば赤の類似色は赤紫と橙です。

 

赤の類似色を通過したら、中くらいまで離れると、紫・黄色のような「相性も中くらいの色相」に着きます。

 

 

反対色(補色)

 

そしてさらに離れて色相環のちょうど反対側に来ると、「反対色(補色)」といって互いに反発しあう相性の悪い色相となります。

赤の反対色は青緑、青の反対色は橙、といった具合です。

 

特に、彩度の高い反対色同士はギラギラして刺激が強く、見ていて目が疲れてしまいます。

利用するときには注意が必要です。

 

 

色相が同じでトーンが違う色同士の相性

同系色

これは、先ほどの赤とピンクと紅色のような関係や、青と水色とネイビーのような関係のことです。

色相は同じ色同士で、明度や彩度を変えただけであり、「同系色」と呼ばれます。

 

同系色は、トーンについての項目に掲載した2次元のグラフのように分布しています。

たくさんのバリエーションがありますが、トーンを変えただけなのでどれも距離的に近い色同士です。

したがって、類似色と同じく、よくなじみ相性が良いです。

 

 

色相もトーンも違う色同士の相性

要するに、何の決まりもない組み合わせ方です。完全にフリースタイルです。

 

この場合、色の3属性の組み合わせによって全ての色を表現可能です。

 

ここまでの組み合わせ(同一トーン・類似色・反対色・同系色)も全部ここに含まれており、トーンが違う類似色や反対色もあります。

それだけでなく、あらゆる種類の色の組み合わせがあるので、そのパターンは膨大です。

 

 

 

 

色の組み合わせパターンをコーディネートに使うときのポイント

ここでは、先ほどご説明した色の組み合わせのパターンの位置づけをご説明します。

部屋コーディネートやデザインなどに実際に利用する時に、どのように使うべきかを見てみましょう。

 

初心者に最適な同系色・類似色

これらの組み合わせはどうやっても調和しないことはないですし、近い色相は見た目からしてわかりやすいので、初心者やコーディネートが苦手な人に向いているといえます。

一方で、色相の近い色だけの組み合わせは、視覚的に単調で物足りない印象になってしまいやすいです。

無難に合わせられるので、自信がない時に好んで選択してしまう合わせ方なのかもしれません。考えてみたら、僕も初めて一人暮らししたときは、緑の同系色ばかり選んでいました。

 

同系色・類似色の組み合わせには、せめてもう1色、少し遠い色を加えるなどして、変化を出したいところです。

 

 

ひと工夫必要な反対色・同一トーン

刺激の強い反対色の組み合わせは、例えば壁やカーテン・床・ベッドなど、面積の大きい部分にそのまま使うと落ち着かない部屋になってしまいます

ととても目立つので、差し色として小物に使ってアクセントを出すのには向いています。

 

また、反対色でも明度か彩度を下げることで、キツさを弱めることができ、これなら面積の大きい部分に使っても落ち着きが出ます。

 

同一トーンは、明度や彩度の数値を同じにすることで調和しやすくし、色相の違いでコーディネートするものです。

色相には縛りがないため、選択肢が多くなり初心者は迷いやすいかもしれません。

トーンの位置によってさまざまな色のグループがあります。

例えば、自然界に存在する色を表す「アースカラー」は彩度が中程度の色同士でまとめたグループとなっており、「パステルカラー」も明度の高い色同士のグループであるため馴染みます。

こんなふうに好みのトーンがあるときには、同一トーンが有効です。

 

 

色相もトーンも自由にすると、組み合わせパターンは無限大

完全に何の縛りもなく自由に色を組み合わせるため、これまでの経験次第で上手い組み合わせができるかどうか分かれます。

センスなり知識なり、色同士を調和させるコツをつかんでなければ失敗する確率が高く、上級者向けといえると思います。

 

相性のいい組み合わせを見つけるポイントは、二色の間の色相・トーンの差を、遠すぎないようにすることです。

例えば明度・彩度のコントラストが大きい時には色相は類似色にするとか、色相が中程度の距離ならトーンも中間くらいの距離にするとかです。

 

 

 

それぞれの色が持つ印象、イメージ

色の仕組みや組み合わせ方に関してはここまでにして、次は色の持つ印象・効果についてです。

前半のほうで、「部屋の印象は色によって大きく左右される」と書きましたが、ここからは「それぞれの色相、それぞれのトーンがどのような印象・効果を持つのか」ということについて学んだことをまとめてみます。

 

自分の出したいイメージに合わせた色を使って部屋をコーディネートできるようにします。

 

それぞれの色相の印象

暖色系(赤・橙・黄)

温かさ、熱、明るさ、興奮、情熱、エネルギッシュなイメージ。

膨張色とも呼ばれ、実際の大きさよりも膨らんでいるような印象を受けます。壁や床の色に使うと圧迫感を感じるかもしれません。

 

寒色系(青、青紫)

冷たさ、暗さ、内向性、賢さ、落ち着き、リラックスしたイメージ。

なので、勉強部屋には向いていると思います。

暖色系が膨張色ならこちらは収縮色と呼ばれ、実際の大きさよりも小さく見えます。

 

中性色系(黄緑・緑・青緑・紫)

温かさも冷たさも感じない、暖色と寒色との中間の色相です。

黄緑・緑・青緑→自然的、癒し、協調性。若葉~成熟した葉のイメージから、年齢を連想することも。観葉植物として部屋に組み込まれることが多い色です。

紫→赤と青の2面性を持つ。上品さ、神秘性。高貴な人が身につけるイメージです。

 

無彩色(白・灰色・黒)

地味、控えめ、どの色とも調和する。

灰色は特に主張が少ない目立たない色です。

白は清潔さや純粋さ、黒は高級なイメージを持ちます。

 

茶色

橙に対して、明度や彩度を落とすことで表現される色です。

色相に分類しましたが、トーンを変えないと出せない色なので次の項目に書くべきだったかもしれません。

木や土や枯葉などを連想させ、地味で落ち着いていて、大人っぽさ、アンティークな印象を与えます。

 

 

明度の変化による印象

色相の持つ効果・印象に加えて、さらにトーンによるイメージを足すことができます。

 

明度の高い色(ピンク、水色、パステルグリーンなど)

明るい、柔らかい、やさしい、軽い、若々しい、女性的、春っぽいイメージが加わる。

ピンク色→柔らかい温かさ、愛情

 

明度の低い色(紺、紅色、ダークブラウンなど)

元々の色相のイメージに加えて、暗さ、重厚感が出る。

紺(ネイビー)=青+明度低め

 

 

彩度の変化による印象

彩度の高い色(ビビットカラー)

派手、鮮やか、夏っぽい、トロピカルな、生き生きとした、躍動感などのイメージが加わる。

 

彩度が中程度の色

地味、控えめ、穏やか、秋~冬っぽいイメージが加わる。

灰色に近づくためか、性質的にも灰色に近くなります。

土や葉や水などの色を組み合わせると「アースカラー」に。

 

彩度が低い色

ほとんど灰色です。

 

 

コントラストをつけることによる印象

二つの色の間でどれくらいトーンの差があるのかという度合いを「コントラスト」といい、明度コントラストと彩度コントラストがあります。

コントラストを高めると、メリハリが出たり、輪郭を強調する効果があります。

壁、ドア、窓枠などで、外側をトーンの深い色で囲ったりなどして使われます。

 

 

 

最後に

今回は色の仕組み・組み合わせ方と、それぞれの色が持つ印象について学んだことをまとめてみました。

 

これで、感覚ではなく頭で考えてカラーコーディネートして、おしゃれな部屋作りができるようになると思います。

 

部屋コーディネートだけでなく、ファッションやデザインなど、さまざまな配色を考える時に応用できるので、覚えておいて損はないないのではないでしょうか。

なお、ここでご説明したのは、専門的な教育を受けたわけでもない素人の僕が学習したものであり、色のイメージについては個人的な感覚を含めて書いている面もあります。

読んでみて、一理あるとお思いになった時にはご参考にしていただければと思います。

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